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98-99年トニー賞予想
98-99年シーズンのトニー賞ノミネーション作品の残りを、すでに終わってしまった『マレーネ』を除いて観てきたので、昨年同様、受賞予想と僕の投票を書きます。
なお、昨年も言いましたが、トニー賞は興行成績に直接影響があるのでプロダクション側にとっては重要ですが、選考には偏りもあるので、観客である我々としては“話のタネ”だというぐらいの受け止め方をした方がいいと思います。
受賞予想に★、僕の投票に●を付けました。
作品別ノミネーション数は次の通り(▲はリヴァイヴァル)。
- 作品賞
『THE CIVIL WAR』
『FOSSE』★
『IT AIN'T NOTHIN' BUT THE BLUES』
『PARADE』●
- リヴァイヴァル作品賞
『ANNIE GET YOUR GUN』★
『LITTLE ME』●
『PETER PAN』
『YOU'RE A GOOD MAN, CHARLIE BROWN』
- 主演女優賞
Carolee Carmello 『PARADE』
Dee Hoty 『FOOTLOOSE』
Bernadette Peters 『ANNIE GET YOUR GUN』★●
Sian Phillips 『MARLENE』
- 主演男優賞
Brent Carver 『PARADE』
●
Adam Cooper 『SWAN LAKE』
Martin Short 『LITTLE ME』★
Tom Wopat 『ANNIE GET YOUR GUN』
- 助演女優賞
Gretha Boston 『IT AIN'T NOTHIN' BUT THE BLUES』
Kristin Chenoweth 『YOU'RE A GOOD MAN, CHARLIE BROWN』★●
Valarie Pettiford 『FOSSE』
Mary Testa 『ON THE TOWN』
- 助演男優賞
Roger Bart 『YOU'RE A GOOD MAN, CHARLIE BROWN』●
Desmond Richardson 『FOSSE』★
Ron Taylor 『IT AIN'T NOTHIN' BUT THE BLUES』
Scott Wise 『FOSSE』
- 演出賞
Matthew Bourne 『SWAN LAKE』
Richard Maltby, Jr. & Ann Reinking 『FOSSE』★
Michael Mayer 『YOU'RE A GOOD MAN, CHARLIE BROWN』
Harold Prince 『PARADE』●
- 振付賞
Patricia Birch 『PARADE』
Matthew Bourne 『SWAN LAKE』
A.C. Ciulla 『FOOTLOOSE』
★
Rob Marshall 『LITTLE ME』●
- 楽曲賞
Tom Snow, Eric Carmen, Sammy Hagar, Kenny Loggins & Jim Steinman 『FOOTLOOSE』
Jason Robert Brown 『PARADE』●
Frank Wildhorn & Jack Murphy 『THE CIVIL WAR』★
Jeanine Tesori 『TWELFTH NIGHT』 (play)
- 脚本賞
Dean Pitchford & Walter Bobbie 『FOOTLOOSE』
Charles Bevel, Lita Gaithers, Randal Myler, Ron Taylor & Dan
Wheetman 『IT AIN'T NOTHIN' BUT THE BLUES』
Pam Gems 『MARLENE』
Alfred Uhry 『PARADE』★●
- 編曲賞
Ralph Burns & Douglas Besterman 『FOSSE』★
David Cullen 『SWAN LAKE』
Don Sebesky 『PARADE』●
Harold Wheeler 『LITTLE ME』
作品賞は『フォッシー』か『パレード』かしかありえない。あとの 2作は候補になったのが不思議なくらい。
賞はおそらく生き残っている『フォッシー』に行くと思うが、僕もそれで文句はない。ただ、個人的には、野心作をゼロから作り上げた『パレード』に 1票を投じたい。
リヴァイヴァル作品賞は『アニーよ銃をとれ!』で決まりだろう。これも OK。『リトル・ミー』に票を入れるのは、ラウンダバウト劇場の会員の矜持。冗談(笑)。限定公演ながら、質的には充分に拮抗しうるものだったから。『君はいい人、チャーリー・ブラウン』も内容は悪くない。が、ブロードウェイ作品としては金をかけなすぎた。
俳優に対する賞の予想はむずかしいが、主演女優賞だけは間違いなくバーナデット・ピータース。『パレード』のキャロリー・カーメロはドラマ・デスク賞で受賞したので報われたでしょう。
助演女優賞も堅いかもしれない。ライヴァルになるとすれば、『フォッシー』のヴァレリー・ペッティフォードだが、クリスティン・チェナウェスにスター誕生の輝きが見えた。
主演男優賞の候補は 3人が終わった作品からという異様な事態。だから『アニーよ銃をとれ!』に流れるという可能性もあるし、トム・ウォパットも悪くないのだが、ここはスターの熱演を讃えてマーティン・ショートに行くんじゃないか。僕としても迷うところだが、やはり難役を見事に演じきったこの人を推したい。
助演男優賞も迷う。『イット・エイント・ナッシン・バット・ザ・ブルーズ』はお話にならないが、『フォッシー』の 2人をどう見るか。スコット・ワイズはトニー賞の常連だが、今回はバレエ界から来たリチャードスンの方に分がありそう。僕はマーティン・ショート並みの熱演・快演を見せたスヌーピーに 1票。案外獲っちゃうかも。
演出は、僕はハロルド・プリンスしかないと思うが、なにしろ終わっちゃってるから、『フォッシー』に行きそうな気がする。
振付は、その『フォッシー』が候補から外れたから余計むずかしい。『フットルース』も生き延びさせたいと投票者が考えれば、投じるならこのカテゴリーしかない。僕としては、『パレード』の夢幻的な振付も捨てがたいが、楽しかった『リトル・ミー』にここで 1票。
楽曲は『パレード』しかないと思うが、政治的な動きがあるとすれば、『南北戦争』もないではない。『十二夜』だったらゴメンナサイ(笑)。
脚本は、これしか考えられない。これが外れたら 2度とブロードウェイなんかに行かないぞ(笑)。
編曲もむずかしいが、質の高さなら『パレード』だと僕の耳は言っている(笑)。ただ、この辺は生き残ってる作品に流れる可能性も高い。
装置、衣装、照明は、候補の大半が観ていないプレイなので予想できません(ノミネーションはこちら)。
ちなみに、トニー賞の発表は現地時間の 6月 6日(日)夜です(オーメン!)。
(5/14/1999)
トニー賞の結果はこちら。
Copyright ©1999 Masahiro‘Misoppa’Mizuguchi
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