|
![]() 『メル・トーメ・スウィングズ・シューバート・アレイ MEL TORME SWINGS SHUBERT ALLEY』 メル・トーメ Mel Torme(Verve) 粋なミュージカル・ソングズ かれこれ1年ぐらい前のこと、新宿東口のタワー・レコードで、この CD に手書きの解説カードがつけられているのを見かけたが、それには“シューバート・アレイ”が人名だと書いてあった。ブロードウェイの大プロデューサーだと。 この『メル・トーメ・スウィングズ・シューバート・アレイ』は、亡きフランク・シナトラ Frank Sinatra と並ぶ男性ジャズ・ヴォーカル界の国宝的存在メル・トーメが 60年に録音したブロードウェイ・ミュージカル楽曲集で、要するに、“シューバート・アレイ”はブロードウェイ演劇界を象徴する言葉なんですね。
この盤と、ニューヨークを歌った楽曲を集めた『ニューヨークの休日 SUNDAY IN NEW YORK』(Atlantic)を表裏に入れたメル・トーメ“ニューヨーク特集”は、一時通勤電車での愛聴カセットだった。気分だけでもニューヨークに飛んで、うんざりするような日々をなんとか持ちこたえようとしていたわけであります。 そんな風に散々聴き込んだにも関わらず、飽きるということがまるでなく、今でもときどきカーステレオで楽しんでいる。 僕が勝手にカップリングさせた『ニューヨークの休日』の方は前述したようにアバウト・ニューヨーク曲集だが、「New York, New York」(『オン・ザ・タウン ON THE TOWN』)など何曲かミュージカルの楽曲が入っている。そんな中、最後に置かれたロマンティックな「My Time of Day」(『ガイズ・アンド・ドールズ GUYS AND DOLLS』)が、1分 20秒と短いながら絶品。 メンバーは違うが、『スウィングズ・シューバート・アレイ』同様マーティ・ペイチ・オーケストラがバックを務めた 55年の『メル・トーメ・シングズ・フレッド・アステア MEL TORME SINGS FRED ASTAIRE』(Bethlehem)も文句のない出来。
[次回予告] 『バンド・ワゴン THE BAND WAGON』ブロードウェイ・オリジナル・キャスト盤(?)登場!(予定) (6/1/1998)
『A TRIBUTE TO BING CROSBY』の邦題は、まんま『ビング・クロスビーに捧ぐ』でした。 (8/1/1998)
Copyright ©1998 Masahiro‘Misoppa’Mizuguchi |