|
[ゆけむり通信Vol.31]9/28/1998『マイ・フェイヴァリット・ブロードウェイ MY FAVORITE BROADWAY』 ディーヴァの競演“MY FAVORITE BROADWAY” Tune を歌うために集まったのは、サブ・タイトルに“THE LEADING LADIES”とあるように(あるんです)ブロードウェイで活躍する(した)主演クラスの女優たち。そんな理由からか、このコンサート、ずっと“BROADWAY DIVAS”と呼ばれていたが、正式には『マイ・フェイヴァリット・ブロードウェイ』というタイトルだった。
最も名の知られたジュリー・アンドリュース Julie Andrews は司会だけで歌わなかったし、次に有名だと思われるライザ・ミネリ Liza Minnelli は絶不調だったし、今や伝説の域に足を踏み入れつつあるチタ・リヴェラ Chita Rivera はプログラムに名前があったものの欠席(他にベティ・バックリー Betty Buckley やドナ・マーフィ Donna Murphy も直前にキャンセル)。にもかかわらず、見事な歌が次々と披露されて、やっぱブロードウェイはすごいや、と思いましたですよ。なんという層の厚さ! 登場したディーヴァは 20人。もっとも、その内の 1人はロージー・オドネル Rosie O'Donnell なので、実質 19人だが(笑。ロージーはライザを紹介する形で出てくる)、まず、オリジナル歌手による歌が聴けた楽曲があったので、その歌手名とミュージカル作品名を挙げておく。 初演年の古い順に――。
範囲をリヴァイヴァルにまで広げれば、
以上で 11人だから、残るディーヴァは 8人(ロージー・オドネルを除く)。アルファベット順に、
彼女たちがそれぞれ 1曲か 2曲ずつ(ただしオードラ・マクドナルドだけは 3曲!)しか歌わないというのも贅沢と言えば贅沢で、にもかかわらずフィナーレには全員顔をそろえるというのもうれしい。 これだけの実力者がそろった中でトリをとったのがイレイン・ストリッチ。 わがカレン・ジエンバは、 1、 2幕とも実質的なオープニング・アクトを務め、“歌”の人たちの中で例外的にダンサーとしても活躍。 第 1幕の頭、そのジエンバの前に登場したのが、なんと女装のトニー・ロバーツ Tony Roberts とロバート・モース Robert Morse(モースはプログラムを見てようやくわかった)。女性だけのコンサートに『シュガー SUGAR』の扮装で現れるというシャレたゲスト出演。そして、 2人が歌い終わったところに出てくるのが『ヴィクター/ヴィクトリア VICTOR/VICTORIA』の男装のジュリー・アンドリュースだから、また大受け。 なお、このコンサートはアメリカでは TV で放映される予定。知り合いがあちらにいる方は早めの対処を(笑)。 (10/9/1998)
Copyright ©1998 Masahiro‘Misoppa’Mizuguchi |