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それぞれの人生それぞれのゲキもは!
瀧本三枝さんの場合
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『ミス・サイゴン Miss Saigon』ただ見事件
5年位前のことですが、少年隊の『マスク MASK』(再演)を日生劇場に見に行った私は、もう1本ミュージカルを見ようかなという程度の気持ちで、帝国劇場に向かったのでした。
『ミス・サイゴン』を上演しているのは知っていたが、当日券なんてあるのかしら? 今日のキャストは誰かしら? なんて考えながら、窓口に行くと、係りのおねえさんの「今日は貸し切りです」という冷たいお言葉。
普通ならそこで、諦めるのでしょうが、見れないとなると「見たい」という気になって、入り口をのぞき込んだら、「ご招待状を見せて下さい」とのこと。
「いえ、私招待されてないんです。『ミス・サイゴン』を見に岡山から来たんですけど、今日貸し切りとは知らなかったもので」
我ながら、まことしやかな演技力にびっくりしました。
「2階の一番後ろですが、よかったらどうぞ」
商店街の招待で、3,000円のパンフレットとおみやげのカステラまで頂きました。キャストは、本田美奈子と市村正親でした。
思いもかけない出来事に感激が倍増して、帰りの電車で、パンフレット見ながら、泣いちゃいました。
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まず、瀧本さんの名誉のために申し上げますと、帝劇の“係りのおねえさん”に言った言葉の内、“岡山から”という部分はホントです。ウソは“『ミス・サイゴン』を見に”ってところですね。
必要は発明の母、欲望は観劇の父。演技力もさることながら、瀧本さんの、「観たい!」っていう気持ちが係りのおねえさんの心を動かしたんじゃないでしょうか。
しかし、おみやげまでもらっちゃうなんて、言葉もありません(笑)。
ところで、いただいたメールには次のような追記もありました。
[この他にも、村井クニオさんいっしょにエレベーターに乗ったとか、麻美れいさんがタクシー待ってる間話してくれたとか、花山佳子さんの楽屋に行ったとか。岩崎ひろみさんと島田歌穂さんのデュエットを聴きたくて応募してはずれたが、執念で見たとか、いろいろあります。]
最後の、応募してはずれたが執念で見た、って話、知りたいなあ(笑)。
瀧本さん、ありがとうございました。
(2/14/1998)
Copyright ©1998 Masahiro‘Misoppa’Mizuguchi
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