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はなさんの「ゲキもは」があまりにも面白かったので(本当に御愁傷さまです、シメさんのさよなら公演観劇の裏にそんなエピソードがあったとは)、私も対抗して昔の話を……。
あれはもう 10数年も前、『上海バンスキング』がヒットしたオンシアター自由劇場が、六本木の穴グラ劇場から脱出して上品な劇場で上演し始めたころのことです(しかし、あの六本木の劇場は、消防法にひっかかっていたとしか思えない、火事、地震がきたら観客総倒れの、ひっどい、でも愛着のある劇場でした)。
待ちに待った日本版のシェークスピアともいえる『クスコ』の再演を観に、めったに劇場に行かない母を誘って銀座に行きました。観劇前にゆっくりと昼食をとって、『クスコ』の見所などをトクトクと説明し、「じゃ、そろそろ」と博品館劇場に移動しました。
エレベーターにのって7階でしたっけ? 劇場について気がついたのです。「ここじゃない!」
そう、そのとき博品館ではまったく違う芝居が上演されていたのです。『上海バンスキング』や『もっと泣いてよフラッパー』や『幻の水族館』など全て博品館で上演されていたので、てっきり『クスコ』も、と思い込んでチケットも確認しないで行ったのです。
え? 結局どこでやってたかって? 本多劇場ですよ、下北沢の!
もう顔面蒼白で電車を乗り継いで行きましたが、もちろん開演には間に合わず、せっかくいい席だったのに途中からになってしまって、母にも面目ありませんでした。
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と、これくらいじゃはなさんの「ゲキもは」に匹敵できないので、もうひとつ私の最近の「ゲキもは」を披露します。これも開演に間に合わなかった話。
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4月の末にどうしても見たいミュージカル『THE FIX』がワシントン D.C. で上演されていたので、思い切って夜間飛行をして観に行ったのです。
わざわざ D.C. まで行くからには何か他にも見たいと調べてみたら、私のこれまたお気に入りの『ラグタイム』の国内ツアー版が丁度オープンしたところ。都合のいいことに着いたその日にマチネがあるので、チケットをオンラインで求めたところ、ラッキーにも前から 4列目、オーケストラ中央がとれました。
開演は 2時からでしたが、私はバルチモアに朝 10時には着くので十分間に合う予定でした(安いチケットだったので、 D.C. 着ではなく 45分くらい離れた隣の州の飛行場に降りるのです)。
レンタカーを借りて地図を頼りに走りだしたのが 11時ころ。ホテルには 12時にはチェックインできるはずと見込んでいたのですが、地図の読み方が甘く、近道をするつもりでハイウェイを降りたらとんでもなく時間がかかってしまって、 D.C. のダウンタウンについたのが 12時半ころ。
ここからポトマック川を渡ってホテルはすぐのはずなのに、その渡るはずの橋が工事中。で、泣きそうになって、「アーリントンに行きたいんだけど、どこを走ればいいの?」とそこらにいた人に聞く始末。幸い渡る橋はすぐ見つかったんだけど、今度はホテルが見つからない。
同じところを行ったり来たりしてやっとお目当てのホテルを見つけてチェックインしたら 1時半!
ホテルに着いたらシャワーを浴びて着替えて劇場に行くはずだったのに、顔を洗って着替えるだけで精一杯。それにもう自分で運転したくないから、タクシーを呼んでもらって、「チップをはずむからどうしてもナショナルシアターに 2時までに行きたい」と乗り込んだのが 1時 50分ころ(無理難題もいいところ)。でも、ナショナルシアターは橋を渡ってすぐのところだったので、劇場に着いたのが奇跡ともいえる 2時 5分。
なのに、チケットを窓口で受け取って息せききって入り口に走ったらもうオープニング・ナンバーが始まっていて、これが終わるまで中に入れてもらえずモニターで見ることになった。すごくいいナンバーなのにぃ!
中に入ったら入ったで、「Your Daddy's Son」で大泣きしてコンタクトがずれて幕間まで片目で観るはめになりました。トホホホ。
いや〜本当にホテルに着くまでは、「もう今日は『ラグタイム』は見れないかもしれない」と何度も思いました。知らない土地でナビゲーターもなく運転するのってつらいです。
ちなみに、バルチモア空港に戻るときもメッチャ迷って(朝の 5時に)、また泣きそうになりました。飛行機に乗れないかもしれないってすごくあせりました。
来月は N.Y.C. に行くのですが、ニュージャージー空港に飛ぶのです。ちゃんとマンハッタンにつけるかな〜。いえいえ、レンタカーにはしませんよ、今回は。
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