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それぞれの人生それぞれのゲキもは!
ハンナさんの場合
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あれはもう一年近くも前、大学を卒業してすぐのことですが……。
大学院留学のため 3月の終わりにシカゴへとやってきた私に、誕生日のお祝いにと、姉(シカゴ暦 5年)が『オズの魔法使い』のチケットを買っておいてくれたのです。
わぁーい、初めてのアメリカでのミュージカルだよーん、と喜んでいた私。
ところが当日の昼頃、チケットを見た姉が突然、「もう始まっちゃう」と一言。その数週間前、ツアーで来ていた『美女と野獣』を見ていた姉は、同じ開演時間だと思い込んでいたのです。
慌てて支度して車に乗り込んで劇場へ。着いたときにはすでにクライマックス、悪い魔女が今にもドロシーに溶かされようとしている所でした。
それでも、小人さんたちがいわゆる小人症の人たちで、しかもみなさん素晴らしかったこと、トトがほんとの犬で可愛かったこと、など途中からだったけどまぁよかったね、と席を立ち、お土産を見に行くと可愛いおもちゃやら結構高価な飾り物やら。また気がつけば入口から扉まではイエローブリックロードが敷いてあるし、お土産とか売ってる人も、皆エメラルドシティの住人とおんなじかっこ。
こういうとこが楽しいよね、日本ってあんまりそういうとこ、こだわらないじゃん、とか思いながら出口へ向かうと、テレビの取材の人がうろうろしていて、見ていると、なんとインタビューしてきたのだった……。
そんな、訊かれても 3分の 1も見てないんだよぉ、とお断りして、ちょっとまた悲しい気分で駐車場に向かうと……何とそこには 2匹の犬が!
トトにそっくり! 思わず近寄って、「可愛いねぇ、もしかしてトト?」と訊くと、その人はトレーナーさん。 2匹は兄弟で、両方ともがトトとして出演していること、公演が終わりしだい外をお散歩させていることなど、いろいろとお話してくれました。
結局は結構いい思い出なのですが、教訓。“チケットの時間は何度もチェック”ということでしょうか。
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ハンナさんの観劇体験自体が、楽しかったり、ドキドキしたり、悲しかったり、でもうれしかったり、まるでドロシーみたいですね(笑)。ニューヨークではマディソン・スクエア・ガーデンでやるこのミュージカル、僕はまだ観てません。ミッキー・ルーニー Mickey Rooney が出ている内に観たいなあ。
教訓は……その通りですね(笑)。肝に銘じましょう。
ハンナさん、ありがとうございました。
(2/14/1999)
Copyright ©1999 Masahiro‘Misoppa’Mizuguchi
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