現地 5日間で、 7本のミュージカルを観てきました。
観たものは、観劇順に、
● 1日目 『コンタクト CONTACT』『オペラ座の怪人 THE PHANTOM OF THE OPERA』
● 2日目 『スウィング! SWING!』『レント RENT』
● 3日目 祭日のため観られず……ヴィレッジのジャズ・クラブに行けて、それはそれで楽しかった……。
● 4日目 『キャッツ CATS』
● 5日目 『アイーダ AIDA』『フォッシー FOSSE』
です。
『キャッツ』のクローズに間に合わせたこともあり、『キャッツ』と『コンタクト』は日本からチケットを取り、ほかは現地調達(ボックスオフィス& TKTS)しました。できれば、『キス・ミー・ケイト KISS ME KATE』も観たかったのですが、うまくチケットが取れず断念。
でも、観たものすべて、素晴らしかったです。
特に『コンタクト』!!
本場のダンサーって人間じゃないって思ったくらい、ものすごい迫力ですね!! 席は端だったけど前から 2番目だったので、汗が飛び散ってくる! 激しい息遣いが聞こえてくる!! ……圧倒されてしまいました。
カレン・ジエンバとデボラ・イェーツ……本場で通用するダンサーとはこういう人のことを言うんだ!! と、のっけからビビッとカルチャーショックを受けてしまいました。
『オペラ座の怪人』と『キャッツ』は、ロンドンでも観ていたのですが、『キャッツ』はとにかく感慨深く、キャッツ・ワールドに浸ってしまいました。
でも、ミソッパさんもおっしゃっていたけど、ロンドン『キャッツ』の方が素朴な手作り感覚で、私はどちらかといえば、ロンドンの方が好みな気がします。ロンドンは FOREVER ですよね!?
私、実は日本語の翻訳公演があまり好きではなく、四季の舞台は拝見していないので(四季ファンの方、すみません!! 『ライオン・キング THE LION KING』は良かったですよ!)、ロンドンとしか比べられないのですが、ロンドンの『オペラ座の怪人』は 2階席から観たので、舞台の奥がよくわからないような状態でした。今回は、ボックスオフィスで当日買ったのに一番前のど真ん中の席。シャンデリアがほんとに真上に落ちてきて、思わず避けました(笑)。
ロンドンで観た時のファントムは、名前が今出てきませんが、『ミス・サイゴン MISS SAIGON』のクリスのロンドン・オリジナル・キャストだった方で、とってもかっこ良い印象でしたが、今回はかなり激しいファントムで、同じ作品でも一味違う印象を受けました。後半は涙が止まらなくなり、席が一番前なのでキャストの方に見られてるんじゃないか、なんてひとりで恥ずかしくなる始末……。
『レント』は劇場の乗りが良く、NYで観てる実感を得ましたが、日本でのツアー・キャストの公演の方が良い意味でのカルチャー・ショックが大きく、感動が弱くなってました(翻訳公演で悪い方のショックを受けてしまっていたので……)。
今回のエンジェル役は日本のツアーに来ていた人が受け継いでやっていたので、なんだか親近感を持ってしまいました。
『スウィング!』『アイーダ』はとにかく楽しめました。
『スウィング!』は、好評の歌はもちろん、ダンスもスピード感があって良かったです。スキャットだけで喫茶店での会話を歌ってしまうところなんか、もうなんて素敵なのー!! って満面の笑顔を浮かべてました……(笑)。
『アイーダ』は、事前に CDでかなり曲を覚えてしまっていたので、とっても入れ込んで観ました。
『コンタクト』『スウィング!』もそうでしたが、『アイーダ』もオリジナル・キャストを観ることができて、これはとてもぜいたくなことですよね。『アイーダ』ではやはり、文句無しのヘザー・ヘッドレーの歌声!! CDで一応予想はしていたものの、生はほんと素晴らしいですね!!! ラダメスもこの人が『レント』のオリジナル・ロジャーなのね!! なんて思うと、もう目がハートになっていました……。
『アイーダ』を観たのは火曜のマティネーで、私の席が 1階の前から 10列目くらいでしたが、私から後ろはみんなアメリカの典型的なおばあちゃんたち……! 団体さんのようでしたが、反応がまるでお茶の間で観ているみたいに激しくて、プールの場面では大声で笑うわ、後半、アイーダとラダメスが会っていたのを実はアムネリスが見ていた瞬間なんて、みんな口々に「Oh my god!!」とか叫んでしまって、とっても微笑ましかったです。
最後は、これぞブロードウェイ! という感じの『フォッシー』で締めくくりました。
私は高校 1年の時、来日した『ジェローム・ロビンズ・ブロードウェイ JEROME ROBBINS' BROADWAY』(歳がバレますが……)を観て、ブロードウェイ・ミュージカルに目覚めました。その時、全然知識の無かった私の目を釘付けにしてしまったダンサーが、スコット・ワイズ Scott Wise さん。後から、その作品のオリジナル・キャストでトニー賞を受賞していたことも知りました。そんな私のミュージカル好きの原点であるスコット・ワイズさんに、最後の最後で巡り会うことができました!! 『フォッシー』のオリジナル・キャストだったことは知っていたのですが、もう 2年ぐらい経ってるし、いないと思っていたので本当に驚きました。
センターからちょっと下手よりの前から 3番目の良い席で、これでもかとスコットさんを目に焼き付けてきました。あれから 10年は経っているのに、もうだいぶ年齢も高いと思われるのに、とても若々しく生き生きと輝いていました。
『コンタクト』に始まり『フォッシー』まで、ブロードウェイのダンサーの真髄を観せてもらったような体験でした。
欲を言えば、オフの作品や、『キス・ミー・ケイト』や『アニーよ銃をとれ! ANNIE GET YOUR GUN』『ザ・ミュージック・マン THE MUSIC MAN』など、まだまだ観たかったことは確かですが、初めてにしてはとても充実した 5日間を送れたと思います。……というか、もうNYに住みたいです!! NYでの、オリジナルキャストでの観劇に味をしめてしまい、もうこれからは毎年NYに行ってしまいそうです!!
ひとつ気になった点は、劇場で日本人に多く出会ったのが『キャッツ』と『オペラ座の怪人』だけだったということです。
それはやはり劇団四季のお陰だと思うのですが、『コンタクト』や『フォッシー』のような作品をもっと日本人が体験すれば、日本人のミュージカルの印象ももっと変わるのに……なんて思ってしまいました。