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アーバン・カウボーイ騒動
3月 26日〜 4月 2日の NY観劇旅行、出発の日を指折り数えて楽しみにしていたら、直前にイラク戦争が始まってしまって……。
こんな時にアメリカへ行くなんて、と内心心配でしたが、しかし、オンラインでチケット予約をしたので、チケットとったからにはなんとしても行かなければ〜! との思いで旅立ちました。
今回は 7作品を観劇の予定でしたが、初日に予定より早くホテルに着いて、もう 1作品見ることができました。
さて……。
連日順調に観劇をこなしていたのですが、 29日に、滞在最後の 3月 31日に観る予定の『アーバン・カウボーイ』が突然クローズされるというニュースがテレビで流れました。
もうすごくビックリして、これもできるだけよい席で観るべく予約を入れていたので、チケットがどうなるのか心配になり、 NY在住の友人に頼んで(込み入った英語には自信がないので)テレチャージに問い合わせてもらうと、事前の相談もなくクローズが発表されたのでテレチャージとしてもこれから主催者側と交渉するところだ、という返事。で、半日待って再度問い合わせると、やはり 29日でクローズが決定したのでチケット代は全額払い戻すということでした。
31日は月曜日。月曜日にやっているものは少ないので、他に観るとしたら『レント』か『シカゴ』か『オペラ座の怪人』か……。どれも観たことあるし、オフは何も調べてこなかったからさっぱりわからないし、とりあえず翌日、『アーバン・カウボーイ』の劇場へ行ってみました。
でも、なんの掲示もなく劇場は閉まってるし、しようがないから 31日は半額チケットで買えたものを観ようと思いながら、ふと隣の劇場を観ると、『ジプシー』の看板とポスターがあり、 31日プレビュー・オープンと書いてありました。これだ! と思ったものの、まさか初日のチケットなんて今ごろないだろうし……と思いつつ、その日は、チケットを買ってある劇場へ急ぎました。
で、 31日当日、やっぱり、できれば初めてのものが観たいのでダメモトで『ジプシー』の窓口まで行ってみたら、チケットがあったのです。
よく知らないのですが、プレビュー初日というのはチケット売り切れたりしないものなんですか? オープン初日は一般人はなかなかチケットが買えないと聞いたことがあるので、プレビューといえども初日だから売り切れだろう、とあきらめていたのにラッキーでした。
31日は NY最後の日なので友人が夕食に誘ってくれたから、『ジプシー』のチケットが買えたことを報告すると、『アーバン・カウボーイ』はあまりにも問い合わせが多いから今夜からも上演するそうだよ、と聞いてまたびっくり! 夕食後、劇場に行くと何事もなかったかのようないつもどおりの観劇前の風景でした。
クローズのニュースを知らないで劇場に行けば普通に観劇できていたのですね。
でも、電話でチケット代は払い戻すと確認したし、チケット買ってしまったし、『ジプシー』を観ましたが、次回いつ NYに来られるかわからないから、『アーバン・カウボーイ』は 2度と観られないだろうと思うと複雑な思いでした。でも、『ジプシー』はとてもよかったし、初めて観たナマのバーナデット・ピータースは素敵だったし、結果的にはこのほうがよかったのかも……とも思いました。
話は前後しますが、 29日のこと。その日は『モダン・ミリー』を観たのですが、終演後、『アーバン・カウボーイ』が気になって劇場へ行ってみると、扉が開いていて中の様子が見えました。
カーテンコールの最中で、これで最後だと思っているからか、すごく盛り上がっていました。係員もいなかったし、たぶん同じように気になって様子を見に来た人が何人か中へ入っていったので、私もそれに混じってカーテンコールだけ参加してきました。舞台では主演女優さんが何か叫んで拍手喝采。それから最後の演奏を聴き、そんなに悪くなさそうなのに 4公演でクローズなんて、これがショービジネスというものか……と思いつつ、ついでに席に置き去りにされていたプレイビルをいただいてきちゃいました。まさか 31日から再び上演されるとは思わなかったし、私が観るチャンスはもうないと思うから、少しでも雰囲気を感じられてよかったです。
先日、カードの請求書が届き、ちょっと心配だったチケット代、ちゃんと払い戻しされていました。
それから、 NYへ行くと 2、 3日目に疲れと時差ぼけからか、観劇中に睡魔に襲われることが多いので、今回栄養ドリンクを持参していきました。小瓶のちょっとお高い強力なものを日数分、観劇前に 1瓶です。これがかなりきいて観劇中は 1度も眠くならずにパワー全開で集中できてよかったです。
観劇前に仮眠をとると寝過ごすことが怖いので(寝過ごしたことはありませんが……)、これからは仮眠より栄養ドリンクに決めました。
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あと、前回 NYへ行ったときの、こんなお話もあります。
2001年 8月にNYへ行ったときのこと、 3番街とレキシントン街の間にあるジャパニーズレストランへ、NY在住の友人と夕食に出かけました。
私は夕食後観劇の予定だったのですが、劇場から遠いけど早めにお店を出ればいいやと思いながら楽しく夕食を食べていると、雨が降り始めました。幸い折り畳み傘を持っていたので安心していたところ、夕食が終わる頃には台風のような豪雨になっていました。外に出るともう道路は川のようです。
この傘で大丈夫かしら……と困っていると、見かねたお店の人が劇場まで配達のトラックで送ってくれるというので、お言葉に甘えてトラックに乗り込みました。
ところが、 3番街まで出て右折したとたん、なんと車がエンスト! 何回もキーを回すものの、エンジンはかからず、携帯でお店に連絡しようとするも全然通じない。それからもなんとかエンジンをかけようと頑張ってくれましたが、全然ダメで、どんどん時間は経つし、もうお手上げという顔の運転手さん。
このままでは開演に遅れてしまう……。
なんとしても遅れたくない私は、手持ちの傘で走って行くことにして、車を降りました。横なぐりの激しい雨に傘は全然役に立たず、骨が折れてしまいましたが、びしょ濡れになりながらも、とにかく走りに走りました。途中タクシーも拾えないし、地下鉄もあてにならないし(その夕食の待ち合わせに地下鉄で行ったのですが、途中 15分ぐらい立ち往生して車内に閉じこめられて、待ち合わせに遅れてしまったのです)、もう必死でした。
3番街から 7番街までって結構遠いですね。でも休まず走り続けました。
途中からだんだん小降りになり、 7番街まで来るとほとんど雨はやみ、傘をさしている人はいませんでした。というか、傘を持っている人もほとんどいないし、道路に水たまりもないし、初めからそんな雨は降っていなかったようです。みんな楽しそうにお喋りしながら優雅に劇場に入っていきます。
ようやく劇場にたどり着いた私の姿は、髪はぼさぼさ、全身びしょびしょで、折れた傘を持ってゼーハー息を切らし……。もう惨めったらなかったです。
いったいどこから来た人? と白い目でみられながらも、開演には間に合ったので気を取り直し、なんとか 5分前に席につくことができました。
それにしても、マンハッタン内でもこんなに天気が違うんですね。そして、観劇前の夕食は近いところがいいとしみじみ思いました。
今回の旅行で、そのレストランにまた行ってみましたが、まだその配達のトラックは現役でお店の前にとまっていました。あれからトラブルはなく、調子がいいとのこと。だったら、あのときどうしてエンストしちゃったんでしょうね?
今となってはいい思い出ですが。
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